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武道の起源とその真の意味

2025年10月22日

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武道の起源を象徴する構図。ローマ兵と日本の侍が向かい合い、西洋の「マルス」から日本の「武道」へのつながりを表現しています。
マルスから武道へ。東洋と西洋に共通する武の精神。

世界中で、人々はさまざまな格闘技を学んでいます。空手、カンフー、ボクシング、柔道、テコンドー――それらはすべて「武道」または「マーシャルアーツ」と呼ばれています。


けれども、私たちは本当にその意味を理解しているでしょうか。この修練はどこから生まれたのでしょうか。そして、武道の起源――つまり「マーシャルアーツの本当の始まり」とは何なのでしょうか。戦う術を学ぶという行為の奥には、どんな目的や精神が隠されているのでしょうか。


「マーシャルアーツ」という言葉は、古くから世界中で使われてきたように聞こえます。しかし実際には、その起源はまったく異なる二つの文化にあります。


西洋のルーツは、古代ローマの戦の神「マルス(Mars)」にさかのぼります。一方、東洋のルーツは、中国と日本の文字――武術(ぶじゅつ)、そして**武道(ぶどう)**という言葉の中にあります。


西から東へのこの旅をたどることで、私たちは「武道の起源」が単なる戦いや勝敗ではないことに気づきます。それは常に、規律と抑制、そして平和を追求する道――力を「破壊するため」ではなく、「守るため」に使うための道なのです。


マルスから「護身の技」へ――西洋における起源


「マーシャル(martial)」という言葉は、古代ローマの戦の神マルス(Mars)に由来します。しかしマルスは、戦いの神であると同時に守護の神でもありました。ローマの人々は春になるとマルスに祈りを捧げ、作物を守り、大地に平和をもたらしてくれるよう願ったのです。彼らにとって「戦い」とは混乱を生み出すものではなく、秩序を取り戻すための手段でした。